駄目な時に責任を取る必要がないから

悠長な事が言えるわけですね。
 
国道のトンネル工事で出口付近の用地を未取得のまま
工事に着手する事例が相次いでいるそうですね。
所管する国土交通省は「効率が悪い」と難色を示しているそうですが・・・
 
効率がよかろうと悪かろうと。
出口の無いトンネルに近い道があるのかどうか。
考えれば。
いやいや、考えなくともわかりそうなものですね。
 
ましてや。
トンネル工事といえば一代事業。
地権者の意向はもちろんの事、
まったく関係ない所から、急に関係者を装っていろいろな恩恵を目的に色々な物・者が集まってくるのは目に見えています。
 
取引の余地があって、取引すれば恩恵にあずかれる。
そうなれば、どんなに関係がなくても
意地でも関係者になろうとするでしょうね。
 
一般社会では需要と供給の関係が成り立っています。
もし、出口の土地が必要でしょうがないという人がいるとすれば
その出口の土地の価値は上がるでしょう。
下がることは決してありません。
 
その地域の生活の事情で難色を示すのは致し方ないとしても
まったく関係ない輩に付け入る隙を与えている方法を
効率が悪いという理由で無視するなんて。
 
トンネルの計画に予想以上のお金がかかっても。
失敗してしまっても。
責任を取らなくていい。
そういう考えから出ている行動のような感じがしますね。
 
一般企業なら。
先の見えない事にお金をかけようとする時点で非難轟々ですし。
見込みについて、根拠の無い資料を使って計画を強引に進めたりしたら
解雇はもちろん、さまざまな懲罰・賠償を求められることも十分に考えられます。

責任が無いから。
適当にやって良いのだ。
それで何が悪い。
開き直った態度がとても嫌な感じですね。

Yahoo!ニュース、国内、読売新聞社の記事↓
【「出口なき」トンネル工事、土地未取得で4か所中断】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080207-00000006-yom-soci