何か引っかかる陳謝ですね

被告全員の無罪が確定した鹿児島県議選の公選法違反事件について、
法相が冤罪と呼ぶべきではないと発言したそうですね。
 
当たり前のことですが、発言の内容は批判を招き、結局陳謝という形になりました。
 
ですが、その内容が何か引っかかる文言(もんごん)なのですね。
・被告の方々が不愉快な思いをしたならば、おわびしなければならない
・寝ないで考えたが、やはり反省しなければならない。辞書を引いたら、ぬれぎぬ、無実の罪と書いてあった
との事ですが・・・
 
”不愉快な思いをしたならば。”と言うのはもし、不愉快だったなら。
という事ですね。
今回の発言を聞けば、みな不愉快になると誰もが思うでしょうね。
それを不愉快に思わない人もいる。というような文脈の陳謝では反省をしていないように感じてしまいますね。
 
”寝ないで考えた””辞書を引いたら”
というのも、寝なくても即座に反省すべき内容の発言でしたし、
辞書を引いたら云々・・というのも、自分ではそう思わないけれど、
辞書が、皆がそういうから反省することになったのだ。
そんな言い方に聞こえますね。
 
公選法違反事件では、
単に取り調べという事ではなく、様々な嫌がらせや精神的な圧迫のような事例が多々あったという事情がありました。
それはニュースにもなり、当然法相も知っていたはずですね。
 
それなのに、不用意な発言をしたり、
本当は謝りたくないけれど陳謝します。
という様な言い方で陳謝したり。
どこを取っても何か嫌(嫌味)な発言に聞こえる感じがしますね。
 
口下手、話べた。
と受け取る事もできるのかも知れませんけれど・・・
 
Yahoo!ニュース・国内、産経新聞社の記事↓
【辞書ひいたら書いてあった 鳩山法相「冤罪発言」を陳謝】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080214-00000921-san-pol