しだいに驕りが

出た結果かな。
そう思ったニュースでした。
 
大阪府知事選にて、太田知事の3選出馬断念のニュースがありました。
シャープの工場の誘致など、旧通産官僚のセンスを生かした産業政策においては功績を残した反面
最近になって明らかになった高額の後援料の問題などが尾を引き出馬断念に至ったようですね。
 
別に講演会の費用を頂くのが悪い事ではありませんし、
知事でなくても公職に就いて似たような収入を得ている人はかなりいるはずです。
 
ですが庶民感情からすればそのような費用、
特に高額な費用を受け取っているというのはなかなか受け入れられるものではありませんね。
いくらでも隠しようも言い訳のしようもあったのに
そのまま講演会の費用として受け取ってしまったのですね。
 
知事として、政策主導者として後援で有益な事を話せば受け取って当然。
それなりの事をしているのだ。
そうして、段々と今まで知事として庶民との接点を考えて行動してきた点が
少しずつお留守になってしまった。
その結果とも見えますね。
 
暴君でもないし、悪政を行ったわけでもない。
ですが、前は(市民に対して)できた配慮ができなくなってしまった。
ある意味では驕りが出てしまった結果とも見えますね。
 
知事当選からいろいろな報道を見聞きして
なにか庶民的な面の少なさが気になっていただけに
今回の騒動の成り行きはなんとなく納得もできましたし、残念に思いました。

Yahoo!ニュース・地域、毎日.jpの記事↓
【選挙:大阪府知事選 太田知事、3選出馬断念 「当然だ」府議会冷静 /大阪】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071204-00000224-mailo-l27

Yahoo!ニュース・国内、産経新聞社の記事↓
【「裸の王様」太田府政2期8年の功罪は?】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071203-00000964-san-pol