作業手順の確認をしたのかな?

そう思ったニュースでした。
関西空港を出発する国際線の機内食に今年7月と11月の2度、作業用の手袋が混入していたとの事。
 
状況としては
・容器に入ったサラダの底に折りたたんだ透明なゴム手袋があった
・場内の冷蔵庫で解凍中のドリアの底に手袋が入っているのを従業員が見つけた
との事。
 
ニュース記事では何者かによる犯行の可能性もある。
というくだりになっていますが、私は作業手順の徹底がされていないのでは?
という印象を持ちました。
 
特に、サラダの底に折りたたんだ透明なゴム手袋という点ですが
悪意を持った人間がわざわざゴム手袋を折りたたんで入れるでしょうか?
 
現代の生産工場では、多数の会社から派遣であったりアルバイトの作業員が集まり作業しています。
それは機内食を作る工場でも同じことでしょう。
 
そのような状況下では、起こらない・起こりえないという事が起こったりします。
作業教育を皆が一定の水準で受け、実行すれば問題は無いのですが、
昨日仕事したばかり、ずっと仕事をしている、ある期間のみ仕事をするというように
熟練度の異なる人々が集まると今回のニュースに似たような事が発生することがあります。
 
商品に使う容器には、物を入れない。
皆が徹底すれば問題はないですが・・・
  
・たまたま、休憩に入ろうとした、仕事に入ったばかりのAさんが
身近にあった容器に手袋を置いた。
・通りがかった容器補充係がその容器の上に追加の容器を載せた。
・流れ作業で盛り付けを行い、容器に載った手袋の上に盛り付けをしてしまった。
 
別に、特定の業者を指しているのではなく、
日本中どこでも起こりうることですし、似たような事例が実際に起こっています。
工場内作業というと単に作業するというイメージがありますが、
実際は、会社によって色々なノウハウがあり、会社によってその技術の差はとても大きなものがあります。
実際に色々な現場で作業してみると各社色々なノウハウがあり関心させられる事もよくあります。
 
Yahoo!ニュース国内、産経新聞社の記事↓
機内食からゴム手袋 関空の会社 従業員混入の可能性も】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071130-00000135-san-soci

時事通信社の記事↓
機内食にゴム手袋=2回発見、工場で混入か−大阪】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071130-00000101-jij-soci