今も昔も変わらないね

加古川市で、小学生の女児が何者かに刺殺された事件がありました。
犯人の手がかりは少なく、色々な状況の証言や検証の内容が少しずつニュース記事になっていますが
詳細な手がかりはつかめていません。
 
そんな中で、今度は女児の搬送状況についての話題が出てきたようです。
救急隊が、30キロ以上離れた子供病院に女児を搬送したが、なぜそんな遠くの病院に搬送するのか?
という意見が出ているというのですが・・・
 
今も昔も、部外者が浅はかな知識で、一生懸命に対応した関係者を非難するという現象は多く見られます。
今と違い、昔は一部の記事の内容が一人歩きしてマスコミの捏造・わざと視聴率や部数を取れる内容によって
関係者が言われも無い内容で非難されてしまうという事例が多くありました。
 
今では、インターネットが普及した事もあるのでしょう。
実際にその場にいたが、こういう状況だった。
こういう事件には、こんな背景があるのだ。
という色々な意見や情報を見ることができ、時には一方的な誤った情報が打ち消される場合もあるようですね。
  
残念なことに、正しい状況・情報が伝わるようになってきていても
それを受ける人たちが結局きちんと理解できない。
という状況が変わらないようです。
 
何かを早く対応するのが一番という場合でも、
実際に色々な機関や組織が連携して対処する場合、我先にと駆けつけ
闇雲に対応しても結局連携がとれず、重大な事故になってしまいます。
別に、医療に限ったことではなく
工場であったり、会社であっても同じことです。
工場で連携をとらず勝手な行動をすれば場合によっては死にいたる事故が起こる場合もあります。
会社でも規則を守らず運用をした結果が死亡事故・事件につながる事もあります。
皆、少なからず適切な対応が大切であることを自覚したり・学んだり・訓練されているのですね。
 
逆に、そういった経験が全くないと、ああすればよかったのに。
こうしないから駄目だ。
という事を言ってしまうのかも知れませんね。
 
世の中、沢山の人が色々な事をして動いている。
自分はそんな中の一人であって、知らないことも沢山ある。
そういう考えを持ってみると、自分の意見が必ずしも正しいとは限らないと思えるのだろうけれどね。
色々勝手なことを言う人が出てくるのは今も昔も変わらないね。
そう同僚と話したニュースでした。
 
神戸新聞の記事に、なぜ距離のはなれた緊急医療機関に搬送しなければならなかったのかという事情が
詳細に書かれていました。)
 
gooニュース・地域、神戸新聞社の記事より↓
加古川の女児、神戸に搬送 背景に小児科医不足】
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/region/T20071022MS03232A.html